• テキストサイズ

テンの条件

第6章 告白


今日も残業…

あれこれと片づけ終えたとき、シカマルも、かかし先生もだいたい仕事に一区切りついたようで、みんなで

「おわった~…」

と一息ついた。

「じゃ、俺先にかえるんで。」

とシカマルが足早に出て行った。

「りか、一緒にかえろっか。
いつだか、最後まで送っていけなかったし、今日はちゃんと送っていくからね」

そうかかし先生が言ってくれた。
わざわざ、あんなずいぶん前のこと覚えていててくれたんだ。
先生はほんとに優しい。


あの時と同じようにまたゆっくり里を二人で歩く。
もう夜中だし、誰もいない。

小川が流れる橋のとこまでやってきた。

今言わなきゃ、もう二人でこうして話すチャンスなんてないのかもしれない。

そう思ったら、橋の上で立ち止まっていた。


私がついてこないから、かかし先生が不思議に思って振り返る。

「どうした?」

「…火影様、少しだけ…聞いてくれますか?」
/ 49ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp