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《鬼滅の刃》たくさんの愛を(短編集)

第11章 蛇と蛙(伊黒小芭内)*




伊黒さんと出会ったのは3年前ー…
伊黒さんは当時18歳、まだ鬼殺隊だった。
当時15歳だった私は家族みんなと自宅にいるとき鬼に襲われて、両親とまだ8歳だった弟を殺された。
私は最後まで生き残っており襲われそうになっているとき伊黒さんに助けられた。
怖い人かと思ったけど泣きじゃくる私の背中をずっとさすってくれていた。
そのときの伊黒さんが凄くかっこよくて私は一目惚れをした。
そして家族のため、これ以上悲しい思いをする人を増やさないため私は迷いもなく鬼殺隊に入った。

そしてひたすらに訓練して最終選別も合格。
その後伊黒さんのところに行き直々に継子にしてもらえるようお願いした。
初めは驚いていた伊黒さん。
「俺は継子なんていらない。」とずっと言っていたけど毎日蛇屋敷に通う私についに折れてくれた。

伊黒さんの稽古は凄くキツくて大変だったけど、強くなりたい・認めてもらいたいの一心で頑張ることができた。
…毎日好きな人の顔が見れるなら、疲れも吹っ飛ぶし頑張れるよね。

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