第17章 目覚めのキス【万里】 甘夢
「マジかよ。今行くからオッサンにあと10秒待ってろと伝えろ!わりぃ、じゃあ、ちょっくら朝練行ってくるわ」
「そ、そうして……行ってらっしゃい」
万里はソファにかけて合ったTシャツを取ると慌ててドアを出ていった。
「万ちゃん、遅いっす!」
「摂津てめーいい加減にしろよ」
「わりーって、寝てたんだよ」
「万里、嘘は良くないな」
「臣、今はとりあえずはしっぞ」
「それはないっすよー!」
バタバタと物音がして、その後はシンっと一気に静まった。
衣服整えて顔洗ってこよ……私も学校行く準備するかな。。
2020.8.18 執筆完了