第7章 初めての...【太一】 甘裏
太一自身もぎゅうぎゅうといづみの秘部内に締め付けられ、少し顔が歪んだ。
「ゆっくり、力抜いて……いづみちゃん」
呼吸が徐々に整ってくる。
正直太一はもっと刺激が欲しくて欲しくてもどかしかった。太一は体制を変えて、正常位になる。
「そのまま、力抜いてて」
ゆっくりと引いては押し、引いては押し、腰を動かしていく。最初は少し歪んだ表情をしていたいづみも徐々に顔がほぐれていく。
「んっ……や、太ちゃんのそれ……んん」
「気持ち、良い?」
「……わ、分かんない。でも、さ、っきと同じ、感じ……///」
「気持ち良いんすね、俺も……そんなに締め付けられると……うっ」
そして太一は腰の動きを早める。
その度にいづみの声が大きくなる。
「ぁっ……やっ、だ、ダメー!」
「俺もイくっ……」
そしてゴム越しに自分の欲を吐き出す。
いづみはそのまま意識を失う。
自身を抜き、いづみの身体をティッシュで清める。その姿が愛しすぎて、太一のそれはまた反り返る。
ブンブンと太一は首を横に振り、自身でおさめていく。
「(なんで、治まらないんっすか……ま、まさかこれって……)」
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バタンと玄関が閉まる音がして、太一は寮のリビングへと向かう。
そこには万里、臣、東が座っていた。
「万ちゃん!、東さん!ありがとうっす!上手く行きましたっすー!何か前よりもラブラブになりました!」
「そうか、良かったな太一」
「ふふっ。良かったね、ワンコくん」
「そういえば東さんがくれたシロップって……」
「特製のシロップだよ」
「特製のシロップだな」
「そうっすか……俺っちてっきり、……な、何でもないっす/////臣くーん!俺っちお腹ぺこぺこっすよー!今日のご飯なんすかー!」
バタバタと太一はキッチンに居た臣のほうへと足を進める。
「わぁ!今日お赤飯なんすね!何かいい事あったんすか?!」
臣は万里達の方をチラッと見て、微笑みながらそうだなっと皿に太一の赤飯を盛る。
「うわっ……臣までわかってんのかよ」
「臣も隅におけないね」
「太一もあれが何なのか流石に気づくだろうな」
「気づくとは思ってなかったけどね」
「ま、良い方に進んで良かったな」
2020.7.23 執筆完了