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夢の世界へ

第1章 秘密の秘密【臣、太一】 甘裏



「俺っ……」

「大人の階段のぼってみるか」

太一の顔はみるみはうちに真っ赤に染まりいく。
臣の顔はニヤッとして、太一の方へと顔を向ける。



「「えっ」」



とうの本人たちは2人揃って同じ声を出す。

「いやいや、臣恥ずかしいよ。それに太一くんは学生さんなんだよ。犯罪じゃない……それに太一くん、困ってるよ」

「太一、確かいづみのこと好きだったよな」

「何で知ってるんすか!臣くん!!」

「えっ、そうなの?!は、恥ずかしくなってきた///」

いづみは、今頃になり羞恥心を煽られ、めくった布団を胸の所まで隠すも、臣にその布団を剥ぎ取られてしまい、寝巻きの胸元を下に伸ばし、太一に見せつけるかのように胸の谷間をみせていく。

「どうする?」

臣の言葉に太一は喉の奥を鳴らす。
仮にもいづみは臣の恋人であるが、いづみの気持ちは聞かず話が進んでいく。


「お、臣くんは良いんっすか」


太一は顔を真っ赤にして、少しずつロフトの階段をのぼってきてついにはすぐ側まで寄ってくる。
臣は、もちろんというように微笑む。臣はいづみを後ろから抱きしめる形に変わり、太一からは正面からいづみの姿が見えるようになっていた。
いづみは恥ずかしさのあまり足をお姉さん座りのようにピタッと閉じ、手で胸をぎゅうと隠す。臣が耳元でボソボソと、見られて嬉しいんだろ、えっち、と呟く。その言葉で余計いづみは頬を赤らめ、目は先程よりも潤みを含んでいた。


「た、太一くん……やだ。。臣も変なこと言わないで」


その姿はどちらが見ても、2人の理性を崩しているようにしかみえなかった。臣は寝巻きをめくっていく。


「いづみの乱れてる姿、みてーんだ」

「いや……ちょ。臣……っんー!」


顎に手を回され、噛み付くように臣にキスをされる。
舌を絡み取られ、いづみが首を振ろうとも、何度も何度も、息継ぎがないように深い深いキスを行う。
いづみは、くたんと身体に力が入らない様子で、全体重で臣に寄りかかる。
太一もその光景をみて赤面を越えて、息遣いが荒くなる。


「太一、まずはいづみの胸を揉んだり、舐めたりしてみろ」


ゆっくりと太一が近づいてくる。

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