第3章 好きな気持ち【綴】 甘裏

「んっ……くすぐったい」

妙に動かす俺の手に反応していくいづみは何とも艶めかしい姿のように思える。
わしゃわしゃと首、背中、お尻、足、腕、お腹を洗っていく。
その度に弾力のある肌が心地よく俺は手を離したくなかった。
そして、ゆっくりと胸へと手を移動する。

「んっ……」

胸は柔らかく、団子の弾力と言うよりもふわふわ蕩けるようなマシュマロのように感じる。そのテッペンに、ポツンと乳首があり、触れると既にコリコリとしていた。
ダメだ……俺、これいつまででも触っていたい。
ボディーソープのヌルヌルで余計に手が動かしやすい。
その度、いづみは身体を捩らせている。
片手をお腹へと這わせ、そのまま秘部に潜り込ませる。
足をピッタリとくっつけていたものの、ボディーソープのおかげでスルンと入っていった。

「綴くん、そこは……」

「ん？ここも洗わないと」

わざと意地悪く言ってみるけど、本当はそんな余裕俺にはなかった。もっといづみの身体を隅々まで触っていたいという気持ちが勝っていた。
変態かよ……と自分の中でツッコミを入れる。
コリっとする部分を弾くと、いづみはひゃんっと声が出る。
これは思わず止められないというか、もっと聴きたくなるというか、乳首と一緒に弾くとお風呂場にいづみの声が響く。

「ず、ずるい……私も綴くんの身体洗う」

いづみは俺の方に向き直り、ボディーソープを手に取り俺の胸の辺りから俺を洗っていく。いづみの手は想像以上に柔らかく、優しかった。そのまま俺の背中へと手を移動する。上の方を洗おうとすることで手が届かないので、ヌルヌルのいづみの胸が、俺のお腹辺りに密着する。そして、いづみが上を洗おうとすればする程身体を反らせる為、胸が俺のお腹を上下する。
本当に何とも言えぬ柔らかい感じに俺はまた下半身が熱くなる。
俺のはこの状況で完全に勃っていた。俺のはそのままいづみのお腹へと当たる。

「……何か当たってる」

「俺も、男だから…そんな風にいづみにして貰えると思わなくて」

いづみは俺の腕を丁寧に洗い、ゆっくりと下半身にくる。
まじまじと見つめられると何だか恥ずかしい。
そっといづみの手が俺のに触れる。
これだけで何だか気持ちいいし、やめて欲しくなかった。