第18章 なんとかリウム【万里】 甘夢
「はい、ありがとうございます。左京さん。何やら何までお世話になってしまって」
俺らはいづみの荷物を持って車に乗り込んでいく。いづみは家を見つめていた。
「いづみ早くいくぞ」
「……うんっ」
そして、車に乗り込むと寮まで向かった。バタバタと色んなことがあったけど、その後はいづみの荷解きを手伝った。
「もう、俺の傍離れんじゃねぇぞ」
俺はいづみを引き寄せギュッと抱きしめる。そして首筋に顔を埋める。ビクッといづみの体は反応する。
「ど、どうしたの万里///誰か来たら////」
そのまま首筋にキスをする。
「万里、いった……」
チクッとしたらしい。いづみの首筋には俺の跡がくっきりと残っていた。
「酷い、噛むことないじゃない」
「いや、噛んでねぇよ。キスしただけだ」
「キスは痛くない」
俺はいづみをもう一度抱きしめた。
それはもうぎゅうっと。。
2020.8.23 執筆完了