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あなたの幸せ

第4章 4


うちは火影室のとなりの部屋で待機させられていた。あー話が終われば牢屋いきかな。てかうち化粧してない。化粧なしで挑めとかどんなけ心強いねん。

ガチャっと音がしてかかし先生が入ってきた。
「ごめんね、待たせて。」
「大丈夫です」
そういうと、かかし先生の合図で見張りの暗部の人は姿を消した。
「じゃ、これでこの部屋には俺とえまだけ。話してくれるね?」
「はい。あの…第四次忍界対戦が終わって結構たちますか?ナルトは…いまどうしてますか?」

かかし先生は終始驚いていた。ナルトはつい最近ひなたと結婚したようだ。
「うちの世界ではここでの話が物語になって本で売られているんですよ。だから、知ってるんです。先生の過去も…全部物語から知りました」
それを言った後、かかし先生の顔を見れなかった。本人の痛みなんてはかりしれない。

「そっか…だいたいわかった。でも。どうやってここに来たかは、えま自身もわからないんだよね?でも、ま、この世界が平和に至るまでの過程を知ってもらえてるなら、俺達がその平和を守ろうとしていることもわかってもらえてるってことでいいのかな?正直、えまを新たな脅威とは思いたくないんだけどね、俺としては」
「もちろんです。このまま平和であってほしいと私も思ってますから」
「そっか。ありがとう。で…実際どうなの?物語のなかにやってきてみて。何かやりたいことないの?」
「…あの実はやりたいこと…ありまして」
「なーに?できることなら協力するよ?」
「お墓参りに一緒にいってくれませんか?先代火影様たち、アスマ先生、自来也様、ナルトの両親、かかし先生のお父さん、オビトさんとリンさん、あるかわからないけどイタチさんも」
「もちろん。そうしてもらえたらみんな喜ぶよ。予定は調整するから少し待ってね。ほかは?」
「あと…うち…かかし先生を幸せにしたいんです!」
「へ?」
「あの…この物語を見終わって、ナルトも幸せになってうれしかったんです。でもかかし先生の幸せをまだ見てないんです。先生だって誰かと人生を歩んでもいいじゃないですか。いつも優しくて、気が利いて、守って、支えて…でも今度は先生がされるべきだと思うんです…一番のやりたいことは先生の幸せのお手伝いです!」
ジワリと汗をかいた。やばい、死ぬほどはずかしい。てか、こんなこと言いきって、先生の彼女の有無も確認してなかった!ばかぁ!
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