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あなたの幸せ

第2章 2


頭の上で声がする気がした。いや、うち一人暮らしやし。
むしろ誰?って寝ぼけながらうっすら目を開けたら、変な人に囲まれてた。

面、面、…面つけた人ばっか。4人に囲まれてる。恐怖で声がでないってこういうことか?なんておもった瞬間、
「おまえ誰だ?どこからきた」
と誰かが口を開いた。

「…どこからって、まずここどこなん?」
小さく言葉をようやく出せた。

「お前、なにもわからないのか?あまり見慣れない格好に、顔だな」とブツブツ話し込んでいる。
どうやら、完全無抵抗のうちに対して、相手側も様子をみている感じだ。

突然拘束され、ついてこいといわれた。縄で結ばれてる。縄って、またいつの時代だよ…痛いよ、夢にしてはリアルだろ。



しばらく歩きながら冷静になってきた。自分の姿をみると、完全に部屋着。Tシャツにレギンス、裸足だし。

それに周りにいるお面とその服装に装備…まじかよ、暗部じゃん!そう思った瞬間
「うそ!」って大声張り上げてた。
「なんだ、どうした!?」
「あの、いまどこに向かってるんですか?」
「どこって木の葉隠れの里だ。お前を念のため拘束し、火影様の指示を仰ぐ」
「!?!?」

もう言葉がでてこなかった。おいおい、嘘だろこれ、これがよく夢小説にでてきたトリップってやつか?はたまた、単なる夢か!?とまどいと喜びで訳が分からなくなった反面、あれ?これって殺されるパターンとかあるやつ?って途端に死の恐怖もこみ上げてきた。

今何代目火影なんだろ…いや見てのお楽しみってことにするか…と、時々砂利で痛む足の裏を我慢しながら進んだ。
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