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触れる度に愛を知る【ハイキュー】

第4章 宮兄弟の愛し方


侑side

「沙耶…」

名前を呼ぶと見上げられた顔は、ぽやっとした頬が少し赤い。

もう我慢できん!そんな顔されたら止まらない。

沙耶可愛すぎや。

近づく唇、柔らかくて桃みたいに甘い。

他の女の子と違って、なんとも言えへん感覚。

「サムばっかりずるいやん。

俺だって沙耶が、好きやねん」

再び放心する沙耶。

愛しすぎて傍を離れる事なんてできんと思うけど、折角目覚めたのに、風邪なんて引いたらアカン。

沙耶の頭を撫でて、ブランケットを取りに向かう。

その光景を見られているとは知らず、沙耶とのキスの余韻に浸っていた。

部屋に戻れば、サムが窓の外から深い溜息をついている。

「ツム、アレなんやねん。

抜け駆け禁止言って、先にキスしたんはアカンけど、俺の居ないところでするのはどうなん?」

「はぁ?なんやソレ?お前に言われたかない。

それよりなんで、知っとんねん?」

サムにコイコイとされて窓際に行くと、右側を指差されて気づいた。

さっきいた中庭が見えるし、沙耶が座っているベンチも丸見え。

「なんやねん、監視とはエゲツないやん」

サムを見れば自分と同じ顔の癖に、不貞腐れた顔や。

「ほんまや、自分でも思うけどエゲツないなぁ。

けど、俺がいない所でキスするな。

それこそ抜けがけやん。

ツムも沙耶の事、好きなのは知っとる…せやけど、いない所でキスとかないやろが!!」

「すまん…」

…勢い余って謝って見たものの、なんやコレ?

腑に落ちんやん!なんで?俺が謝っとんねん。

先にキスしたのは、サムで俺じゃない。

だんだん、腹立ってきた。

「すまんじゃないわボケ!!お前が先に貰うとかいって手出すからや。

3カ条はどこいった?

ふざけんのも対外にしろ!!

沙耶は、サムでも渡されへん」

「強引…そんなんじゃ沙耶が、泣く。

別に自分のものだけにしようとか考えとらん。

寧ろ、佐久早や古森から遠ざけるのが目的だけど?」

自分と同じ顔で不適に微笑むサムを見てハッとされはしたが、それは俺も思とった事。

「ホンマ、アイツら邪魔」

再び指した先を見れば、古森が、沙耶を抱き締めてキスをしているところだった。
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