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触れる度に愛を知る【ハイキュー】

第2章 最悪な彼奴ら


聖臣side

南條先生とほぼ怒鳴り合いに近い会話をしていると、どこかで見たことのある奴らが入室してくる。

「なんやねん先生、怒鳴り声廊下まで響いてたで。

どないしたん?ごっつう怖い顔しとる」

金髪の男が、ヤレヤレといった具合で沙耶に近寄ってくる。

「おい、ツム先に行くなや、ちゃんと看護婦さん達に挨拶せな母ちゃん、うるさいで!」

その後に、銀髪の男が少し不機嫌に向かってくる。

「なんや、お前ら今日来るなんて聞いてない」

関西弁?地元は、兵庫だからか、さっきと違って穏やかな顔つきに変わり、金髪と銀髪の男達の頭をクシャクシャと撫でまわしている。

「おじさんやめぇ、もう俺らだってガキじゃないねんで。

それにほら見てみぃ、おじさんの背追い抜いたで」

「ほんまやなぁ、大きなったな侑、治。

久しぶりやんな、中学1年生以来やから3年振りか?」

よく見てみれば顔が一緒だ。

関西弁、兵庫…稲荷崎…双子!宮兄弟。

稲荷崎高校の最強ツインズ。

IHの決勝で優勝争いをしたチーム、俺達と同じ強豪常連校。

会場でも沙耶と楽しそうしゃべっていたのは見ていた。

帰郷した時、双子の兄弟とよくバレーをしていると聞かされていた事を思い出す。

あまり関心がなかったのか、あぁ~と曖昧な返事しかしていなかった気がした。

まさかこいつらの事だなんて、微塵にも思ってなかったし今の今まで忘れていた程だ。

「あっ!IHではどうも~。今度は、負けへんで佐久早聖臣君」

「宮侑…なんでここにいる?」

うん?と不思議な顔して双子は、見合わせる。

「あぁ~俺達の母親は、兵庫の姉妹病院に看護婦として勤めててなぁ、こっちにヘルプで来たんや。

それだけじゃないんやけど、遥おばさんと母ちゃんは、親友だからってのもある。

それに…俺らは、沙耶に会いとうてこっちに来たんや」

宮侑が、嬉しそうに沙耶の頬に触れようとすると、汚いものを弾くかの様に振り払う。

「痛ったいなぁ、何すんねん」

手を擦りながら、俺に敵意を向けてくる。

「気安く沙耶に触るな!」

何もかもが目ざわりで仕方がなく、またイライラが募る事も束の間また、一人入室してくる音が聞こえてくる。

誰だ?と言わんばかりに、視線を扉にやると元也が、少し不機嫌にしていた。
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