第6章 文化祭 *
聖臣side
最後は、かなり激しくしたせいで意識を手放した沙耶。
やってしまったと思う気持ちと、余裕そうにしていた沙耶のせいだと思う気持ちで複雑だ。
欲棒が離れても痙攣している体は、蒸気に憂いて綺麗だと思えた。
アイツらが、こんな沙耶を知れば、誰だって手放したくないだろうと思うと優越感が生まれる。
けど、体だけ繋がっても、心が俺に向けてくれないと意味がないって分かっている…。
手を伸ばした沙耶は、儚くて弱くてそれでいて綺麗で、自分が守りたい大切な人。
「沙耶フラフラしないで、迷わず俺のところに来い。
宮侑に手を伸ばすな…俺の手を取って欲しい。
…どこにも行くな」
情けないほど沙耶の行動に一喜一憂して、感情のコントロールが聞かない。
『今言ったら抱き潰す』ってどの口が言えたことか。
本音が言えなくてイライラする感情、アイツに嫉妬する感情は、黒い塊となって毒を吐くように沙耶にぶつけてしまう。
眠っている時は、素直に言えるのにな。
後処理だけして、軽くシャワーを浴び、再び沙耶の布団の中に潜り込む。
俺のシャツを羽織られせて、甘い匂いがする沙耶を抱きしめながら眠りについた。