第1章 Red:1
桃「架澄、この人が主将の赤司くん。」
愛「あ……」
ーーードクン。
赤司くんと目があった時、急に胸がなった。
かっこいい、から……?
赤司くんから目が離せず、思わずガン見してしまった。
赤「……」
すぐにそらされると思った。
でも、赤司くんも目を逸らさずにこっちを見ていた。
桃「?赤司くん?架澄?どうしたの?」
さつきの声ではっとする。
「あ……あの、白矢 架澄です、よろしくお願いします」
赤「……赤司 征十郎だ。すまないが、手伝ってもらえるとこっちも助かる」
「あ、はい!」
赤「またわからないことがあったら、俺や桃井に聞くといい」
「わかりました」
よし、やるならちゃんとやらなきゃだよね。
失敗しないよう頑張ろう。
……。
「ねぇさつき」
桃「なにー?」
「バスケ部にこんなかっこいい人いたんだね」
こそっと耳打ちする。
桃「え、、、」
眉をひそめるさつき。
「え?」
桃「架澄……。赤司くん知らないの?」
「え?今挨拶した人でしょ?」
桃「いやそういうことじゃなくて……」
「?」
桃「……他のスタメンは?」
「バスケ部の?そんなの知ってるわけないじゃん」
桃「……」
「どうしたの?」
桃「いやぁ……結構有名な方だと思ってたんだけどな……」
「そうなの?」
桃「……」
バスケ部の人たちって有名なんだ?
うーん、さつきの幼馴染みの人……の名前だけしか知らないや。
桃「ね、赤司くん。スタメンだけでも自己紹介させよう?」
赤「?……まぁいいが」
そう言うと、赤司くんは4人の練習してた人たちを呼んだ。