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月神の恋人 【鬼滅の刃 黒死牟 R18】

第10章 ※雷が結ぶ夜※


達したばかりの花弁を露にして吐息を吹き掛ければ、物欲しげにヒクリと震えた。

「此方も忘れたら可哀想だ・・・」

蕾に蜜を絡ませ、指で挟んで擦り上げる。

滑りがよくなった蕾を執拗に弄られ、キリカが腿をガクガクと震わせた。物欲しげに綻んだ花弁から蜜が滴り落ちる。

「もっと乱れろ・・・、おまえの可愛らしい声を聞かせろ・・・」

「ひぁっ、んっ・・・、あぁっ・・」

黒死牟の低く、艶気を帯びた声音に精神まで犯されているような気分になる。

「良い声だ・・・。もっと感じさせてやろう・・・」

さんざん弄られ続けた蕾は硬く屹立していた。黒死牟は指の腹で強く擦り上げながら、花弁に舌先を潜り込ませた。

「ひぁっ、あっ・・・」

舌先で抉るように激しく上下されると、キリカは凄まじい愉悦に身悶えした。

「あっ、んぅっ・・・、あぁっ・・!」

指で、きゅっと蕾を挟まれた。痺れるような快楽に敷布を強く掴んだ。喉の奥から嬌声を上げる。二度目の絶頂がキリカの身体を駆け抜けていく。

「そんなに良かったのか・・・」

「・・・っ、苛めすぎですっ・・・」

上半身を支えていた腕から力が抜ける。褥に突っ伏すと、キリカは涙を吹きこぼした。

「何を言う・・・。滅茶苦茶にしてくれと言ったのは・・・、おまえではないか・・・」

「・・・・・」

「さぁ・・・、キリカ・・・」

夜着を脱ぎ捨てた黒死牟がキリカに覆い被さった。綻びた花弁に、慣れた手つきで先端を宛がった。

「あんっ・・・、」

ずっしりとした質感のものがキリカの胎内に沈んでいく。

キリカは甘美な溜息をつきながら黒死牟を迎え入れた。首と背に手を回す。

愛する人を受け入れる瞬間は、一際、胸が高鳴る。

「巌勝様・・・」

「キリカ・・・」

どちらからともなく口付け、一部の隙もなく身体を密着させた。

キリカの熱く蕩けた胎内に包み込まれると、黒死牟はいつも直ぐに達してしまいそうな快楽を覚える。まるで女を知ったばかりの童のようだと苦笑した。















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