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貴方なんて、大っ嫌い【リヴァイ】

第12章 休日の憂鬱






「……ふははは!」

「…笑い事じゃないわよ……」


二人で川のそばに座り、さっきあったことを話した。

もちろん、ペトラが兵長を好きな事は伏せて。

調理場に行くと兵長が私を怒鳴ってきたから
川へ逃げてきたと…

完全な嘘じゃないから、いいでしょ…


「兵長がやたらピリピリしてたのはそのせいかよ(笑)」

「水を汲みに行くって行ったら
俺も行こうなんて言うから…」

「…へぇ、兵長って過保護なんだな。ああ見えて」

「過保護ぉ?」


余計なお世話過ぎるでしょ。

私はグンタをじとーっと見つめる。


「どういう意味よそれ」

「言葉通りだろ、気があるんだよ」

「………は?」


バカ言わないでよ。


「…グンタって冗談言うんだ」

「いや、冗談くらい言うだろ。
…というか、今のは冗談ではないんだがな」

「………」


グンタは得意そうに笑う。


「兵長って、仲間意識が高いだろ?」

「……そうなの?」

「あぁ、リヴァイ班になって思わないか?」

「……」


まあ、確かに食事は休日以外必ず班員全員でとる。

それはかなり珍しいことだ。

分隊長や兵長は私たち一兵士よりずっと仕事が多く、
班員や隊員と一緒に食事をとることは少ない。

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