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あの人を支えたい、ただそれだけ…

第3章 俺たちだって癒されたい!



江口side

今日は俺癒のイベント

出演者は僕以外に壮馬と宏太朗


いつものメンツすぎるだろ笑


僕が楽屋入りした時にはもう壮馬は来ていた。



斉「あ、拓也さんおはようございま〜す!」
江「おう、おはよう〜」
斉「拓也さん何かありました?」
江「ん?何で?」
斉「んー何となく?」
江「何もねぇよ」
斉「そうですか〜」

いつもだけど何で壮馬はこんなに鋭いんだ。



僕は昨日恋をした…らしい。

らしいってのもおかしいとは思うけど自分では分からない




昨日家に帰ってすぐに良平さんに相談した。


江(良平さん今大丈夫ですか?)

すぐに既読がついた。
そして電話がかかってきた。

木「どした?えぐが珍しい。酒?」
江「えーっとちょっと相談があって…」
木「ほ〜、聞いてあげよう!」
江「何でちょっと上から何ですか笑
今日初めて会ったマネージャーの子なんですけど、まだ新人さんで僕に数時間だけついてくれたんです。
それで、少しの間業界の事とか色々教えて仲良くなれたかなって思ってたんです。でも……」
木「でも?」
江「その子は宏太朗のマネージャーになっちゃって、話してる姿も僕の時とは違って…なんて言うか……」
木「えぐはその子の事好きなの?」
江「え!?」
木「宏太朗に取られたのが嫌だったんでしょ?」
江「……はい。」
木「じゃあそうなんじゃない?」


好き……なのかな。

自分では分からない


相手は20前半
僕は30超えたおっさんだ。
10個以上離れてるのに相手にしてくれるのか…?


色々思い出していると宏太朗達が来た。

江「お、宏太朗〜」
西「おはようございま〜す」
『おはようございます!』
斉「おはようございます〜!」
『ささささ斉藤壮馬さんだ……ッ』
斉「斉藤壮馬さんだよ〜!」

斉藤壮馬さんだよ〜!って何だよ

てか、壮馬にもそうやってすぐに懐くんだ。


なんか腹立つ

斉「拓也さんどうしたんですか〜?」
江「なんでもない(ムスッ)」
西「また拗ねてるんですかぱいせん?」
江「拗ねてないもん(ムスッ)」

拗ねてない……はず


でも、僕にはちょっと気を使った感じで話してたのに他にはそうやって目を輝かせて話してるの……嫌だ。




それに…なんだろう。

気持ち悪い…?

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