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―花言葉― 色々短編集

第4章 勿忘草*黒執事(セバスチャン)*切裏○




  貴女がずっとずっと好きでした。

   
   これから貴方はたくさんの
    出会いと別れを繰り替えすでしょう。

  愛しく思える人ができるのかしら。

  
       楽しみね。
 
  大切な人ができたとしても、どうか、

  
  どうか・・・


    忘れないでいて。  私の愛しい悪魔さん。





それが彼女の最後の言葉で、その言葉に返事をしたときにはもう彼女の姿はありませんでした。


それから、数分後に死神が来て、ちゃんと魂を回収していきました。


_____________


セ「と、いうお話を考えてみましたが、いかがでしたか?」

シ「はぁ?作り話だったのか!?」

セ「えぇ、なにせ経験がないものですので。」

シ「せっかく人が真剣に聞いてやったというのに・・・」

セ「申し訳ありません。ですが、この私が魂を譲ってまで生き返らせるとでも?」

シ「・・・ないな。」

セ「はい。」

シ「ふぅ、シラケた。散歩にでも行く。」

セ「御意。今すぐ馬車の準備を。」

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