• テキストサイズ

鏡の中から

第16章 エピローグ




夏海と雅龍は寄り添い



鏡を見ていた


毎日成長する我が子を…




鏡に写して…見ていた



鏡の中から…





何時までも…

我が子を愛す…二人の姿があった



春海は結婚式の写真を並べて見ていた


夏海の口が


「 ま 」

「 た 」

「 ね 」


と形取り

ガッツポーズをしていた


「はははっ…何処までもお前は…」

春海は写真を手にして泣いた

またね!

ちょっと出掛けて行くかの様に

旅立った妹



その写真は応接室の壁に飾られ

家族を見ていた




          END








/ 181ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp