第2章 不自由な2人
「訳とはなんだ。人の部屋に押しかけといて焦らすんじゃねえ。」
相変わらず何を企んでいるのかわからないエルヴィンと他人をベッドに座らされたことの2つが、リヴァイにとって苛立ちの限界だった。
「団長、自分で言います。」
その引き締まった空気に似合わない可愛らしい声に、リヴァイは声の主を見る。
「私は筋肉の病気で歩けません。この付いているだけの2つの足はただの塊です。1人ではベッドから出ることも出来ないので、会っていないほうが普通です。」
どこか腑に落ちない話し方のリアに、リヴァイの眉間にはより深い皺が刻まれる。
その様子にエルヴィンも口を開く。
「彼女には調査に出られない分、自室で私の雑務をしてもらっているんだ。食事や資料の運搬は定時に他の者に頼んでいる。
他に疑問はあるかい?」
リヴァイは諦めたように溜息をつき、足を組んだ。
「で、なんでコイツを俺に会わせた。まさかこの女の世話を焼けとか言わねえだろうな?」