第2章 不自由な2人
翌朝。リヴァイが寝ていると、ノックの音で意識が戻る。
朝っぱらから誰だよ……。
目を擦りながら扉を開けると、両手に1人分の食事を抱えたエルヴィンが笑っていた。
「てめえが部屋を訪ねてくる時は大概めんどくせぇことを持ち込んでくる時だな。」
「まぁそう言わないでくれ。リアの部屋へ行こう。」
エルヴィンにそう言われ、リヴァイは渋々着替え始めた。
まだ完全に明けてはいない暗い廊下をエルヴィンは迷うことなく進む。
片足を引きずりながら追うリヴァイ。
「ちっ。かっこわりぃ。」
「たまにはゆっくり歩けばいいだろう。そうせっかちになるな。」
少し歩くと、エルヴィンは一つの扉の前で立ち止まった。
ここだ。
そう言い、ノックする。
部屋に入ると、ベッドで丸まって寝ているリアを見つけた。
エルヴィンはリヴァイに、
「大きな音はたてないでくれ。それから、私がいいと言うまでは話すな。」
と真剣な顔つきで言う。
リヴァイが面倒そうに頷くと、エルヴィンはベッドの横でしゃがみ、リアの体を優しく揺すり始めた。
「リア、リア起きてくれ。」
すると長いまつげが伸びる瞼がゆっくりと開きだした。