第7章 苦悩
ガヤガヤガヤ……
急に烏野の方ご騒がしくなった
岩泉「ん?」
月島「咲弥さん?!」
影山「咲弥さん!!」
菅原「咲弥っ!!」
澤村「おい!咲弥!大丈夫か!?」
両耳を塞いで座り込んでいる咲弥
及川「咲弥!?」
咲弥の所へ行こうとする及川を止める岩泉
及川「ちょっ!岩ちゃん離してよ!咲弥が!!」
岩泉「今行ってどーする!?」
及川「あいつの事は俺が一番…っ!!」
岩泉「一番…何だよ…なぁ?及川…」
若干睨み気味でドスの利いた声を出す岩泉
及川「っ……」
岩泉「お前はあそこに行けねー立場にあるの分かってんな?」
及川「くっ……」
岩泉「謝んなら試合終わった後でだ。それまでは烏野のヤツらに任せろ」
及川は掌で顔を覆って呟いた
及川「俺は……本当に今まで…なんでアイツを守ってやれなかったんだよ……くそっ……」
岩泉が及川の肩に手を置く
岩泉「後で死ぬほど謝れよ。とりあえず今はアップして目の前の試合に集中しろ…後1ポイント取られたら終わりなんだぞ」
及川「うん……」
岩泉「早く泣き止めグズ川」
及川「岩ちゃん!こんな状態なのに酷くない!?」
岩泉「しおらしい及川とか気持ちわりーわ!!」