• テキストサイズ

《イケメン戦国》時を越えて

第8章 時を越えて〜出陣準備〜


謙信との一戦を終えた舞は
「針子部屋を見学したい!」
と行ってしまった。
武将たちは軍議のために再び広間へと戻る。

「顕如討伐へは光秀、政宗、三成を連れて行く。」
「「「はっ」」」
「光秀は単独で動いて構わん。」
「御意」
「秀吉と家康は城に残り、守りを固め政務をこなせ。」
「「はっ」」

「佐助」
「はい。」
「貴様のところへ荷物とやらを舞に取りに行かせる。」
「えっ?あっ、はい。」
「佐助、どういうことだ?」
「はい。謙信様。俺と一緒に舞さんの荷物がタイムスリップしていて、俺が預かっています。それを受け取りに、春日山へ舞さんが来ると言うことです。構わないですよね?」
「ああ。」
「顕如討伐へ行く隊に舞も帯同させる。上杉との合流地点で舞を引き渡す。」
「はい。」
「戦が終わるまで春日山に預ける。佐助、しかと守れ。」
「かしこまりました。」
「謙信、構わぬな?」
「構わん。」
「では、戦が終わって織田軍が引き上げる時に再び合流と言うことでよろしいですね?」
「ああ。頼む。」
「はい。承知しました。」

「義元」
「なんだい?謙信。」
「お前は城に残り、佐助とともに舞を守れ。」
「戦より舞と過ごす方が楽しいから、喜んで引き受けるよ。」
春日山組は、謙信、信玄、幸村が出陣することが決まった。

信玄「顕如の根城は越前だ。」
信長「越前だと?朝倉のところか。…光秀。」
光秀「御意」
信玄「光秀、うちの三ツ者が既に越前入りしている。連携するといい。」
光秀「ああ、助かる。…しかし、越前とはな。」
信玄「顕如と朝倉は一向一揆を起こそうと画策している。」
謙信「それはまた面倒な。兵以外とやり合うのは性に合わん。」
信長「ああ、門徒とやり合えば、後々が面倒なことになる。門徒が事を起こす前に顕如を叩き潰す。」
信玄「それが最善だな。」
信長「光秀、影鏡と接触し連携して義景を潰し、朝倉をこちらへ引き入れろ。」
光秀「はっ」
信長「家康、城は秀吉だけで良い。貴様も光秀とともに行け。」
家康「御意」
信長「出立を急ぐ。謙信、半月後に岐阜城。行けるか?」
謙信「ああ。」
信長「では、半月後に岐阜城にて落ち合う。」

ちょうどその時
「失礼します。お茶をお持ちしました。」
舞が入って来た。
/ 336ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp