第3章 あれから10年
そして今リヴァイは訓練の途中エルビィンに団長室へ呼ばれていた。
リ「エルビィン、訓練の途中に呼ぶとはそれ以上に大事なことなんだろうな?」
エ「まぁ、落ち着け。勿論だ。」
リ「…要件はなんだ」
エ「先日、旧友である憲兵団師団長と近況報告も兼ねて酒を酌み交わした」
リ「…で?それと俺になんの関係がある」
エ「その際私達は新しく調査兵団へ入団した者つまりリヴァイについて語り合っていた」
リ「…」
エ「…私がリヴァイについて詳しく教えていたら相手側がぜひ君に会ってみたいと言ってきた」
リ「……は?」
エ「彼女は昔から1度興味を持ったことに対する探究心が私以上に強くてね、とても手を焼いていたんだが、今回の件でもリヴァイに会えたら総統にお願いして調査兵団への給付を増やすように言うと言い出したんだ」
リ「…ほぉ」
エ「そこでだ、リヴァイ。確かに現在の維持費はとても少ない。今後の為にもよろしく頼む」
リ「…まぁ、確かにな。今のままでは今後の壁外調査も危ういだろうな」
リ「……いいだろう。会ってやろうじゃねぇか」
エ「君ならそう言ってくれると思っていた」