どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第3章 作り笑い
【ラビside】
「ぼ、ぼく、帰る!」
アユムはそう言って飛び出していった。
「アユム、どうしたんだろうな。完全にラビを怖がってたな。」
「え、マジ?オレなんかしたかな?」
はんちょの言葉にオレは焦る。
だって、ジジイのことは怖がってるようには見えなかった。
オレだけ怖がられてるってどういうことさ?
「マカロン持って図書館行ってみたら?」
リナリーがオレにそう笑いかける。
「マカロン持って図書館?なんでさ?」
「あの子は暇になると図書館に行くのよ。本が好きだから。でもそれ以上にマカロンが好きなの。多少のことならマカロンあげれば許してくれるわ。」
「わかった!行ってみるさ。ありがとな、リナリー。」
オレはすぐに食堂に向かった。