第2章 もうちょいキスしよ
「んんっ…もぅ、にぃ!!!」
真っ赤な顔のまま涙目で俺を睨んで、俺から離れていく。
「もぅ知らねぇもん!」
もう一つのソファーにボブっと突っ込む潤。
うつ伏せで寝転んでその真っ赤な顔を隠してしまった。
「潤、こっち向けよ。」
傍によってソファーの端に座って、ふわふわの頭を撫でる。
「やだ…。」
「いいから。ほら。」
チュッと見えてるほっぺにキスをすると、
拗ねたような目をこちらに向けた。
「好きだよ。潤。」
今度は潤の唇の端にキスをする。
「にぃ…」
「こっち向いて。」
狭いソファーの上で寝返りを打って横向きに寝転ぶ。
顔にかかる髪を耳にかけて、覆いかぶさって唇を重ねた。
「んっ…にぃ…」
ギュッとと俺の胸元の服を握って
深まっていくキスに必死についてくる。
「んぅ…はぁ…にぃ…んんっ…」
潤の体を仰向けにさせて舌を絡める。
楽屋の外から他の三人が賑やかに喋りながらやってくるのが聞こえてきた。
「はぁ…にぃ…みんなくる…」
「うん…もうちょい…
もうちょいキスしよ…」