• テキストサイズ

BLEACH 叶わない願いをそれでも願う

第8章 鈴音の再会




結局、そうして布団に倒れて悶々としていた私はーー気づかない内に寝てしまっていた様だ。








夢を視ている感覚がして、ふとーー夢の中と知りつつ目を開ける。

近くに、小さな気配を感じたから。





"久しぶりだね"





思わずにこりと微笑む。
ぐちゃぐちゃで重たい心でも、それだけは出来るみたいだ。




何度目か、会いにきてくれる小さな蒼い鳥。


鈴が転がるみたいに囀りながら、パサリと羽ばたいて指に留まってくれる。




ふと目につく、鳥の足に結いつけられた鈴。
妙に耳に馴染むのは、この為かと合点がいく。



目線を合わせて、答えはないだろうと分かりつつも聞いてみた。










"どうして来てくれたの?"


              "………チュン"




そこに、ただいてくれる小さな存在。
どこか優しい眼差しに、不覚にも心は揺れた。










"そばに……いてくれるの?"





まるで頷くみたいに、擦り寄る小鳥に
小さくお礼を溢す。





言葉に出来ないけれど、嬉しさでいっぱいだった。
















そんな時ーー。



留まっていた鳥が飛び上り、驚いた私も何処に行くのかと誘われるまま、目で追っていた。




























      "そばに行かなきゃって思ったの"

















木霊する囀りの中で、響く鈴音と共にそんな言葉が聞こえた………気がした。


/ 431ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp