第7章 その日 口火を切る
「家に帰って、慌てた顔した母さんにその事を聞いた。それからの事は………よく覚えてなくて、気づいたらお葬式も終わってた」
ショックで高熱が出たんだろうって母さんは言ってだけど、お陰で3日間寝込んだらしい。
周りから心配されていたのも幼いながらに分かったから、迷惑かけたくなくて。
休んでた学校にも、行く様にした。
ただ。
どうしても。
彼女の最期だけは、知りたい。
その思いが、消えなかった。
いまさら何が出来るわけではないけれど、彼女の死を受けとめる為にも、どうしても知りたかったんだ。
そんな時に、彼女のお父さんが僕を訪ねて家に来た。