第5章 サイドストーリー *ふたつめの贈り物*
私は義魂丸。
死神様が現世で一般人と同じように過ごす際、義骸と呼ばれる体がある。
虚退治となれば私は、それに仮の魂として入り、死神様方の戦闘時には安全第一で離れ、身を護るのが常。
私はコンさんみたいに改造魂魄じゃないから、身体能力が高い訳はなくて普通の人並みの体力しかない。
なかなか激しい戦いを繰り広げる事が多いから、隠れて見守るのも結構大変だったりするのだ。
「いってきます、上手く隠れていてねモネ!」
「は………はいっ!」
繁華街で虚が複数現れ、辺りは騒然としていた。
通行人は逃げ惑って、建物は戦闘によりかなり破損している。
そう 大変なのは
今みたいな時だったり………する。