第7章 誰のせい?② ジェイド・リーチ
の胸に手をあてがうと、乳首がすでに固くなっていた。
ぴく、と身体が動く。
代わりにしていた女なんて比にならないほどに僕は興奮していた。
いつも通りに、あの女を抱くように、指を動かそうにも動かない。
「すみません、柄にもなく少し緊張しています、僕らしくないですね」
僕はそう言っていつになく表情筋を緩めさせた。
「いえいえ…私も凄く緊張してます、それに、なんだか大切にされてるんだなって思ったら嬉しくて…へへ、失礼ですよね」
は照れくさそうに笑う。
きっと僕はいま同じ顔をしているに違いない。
「貴女が嬉しいのであれば失礼だなんて思いませんよ」
間違った方法ではあるけれど、貴女を手に入れることが出来た。
この事実は変わらない。
繋いだ手は二度と離さない。
「ずっと愛しています」
その後、僕達は交じりながら溶けていった。