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 醒めない夢を 【短編集】【R18あり】

第7章 誰のせい?② ジェイド・リーチ


の胸に手をあてがうと、乳首がすでに固くなっていた。
ぴく、と身体が動く。
代わりにしていた女なんて比にならないほどに僕は興奮していた。
いつも通りに、あの女を抱くように、指を動かそうにも動かない。

「すみません、柄にもなく少し緊張しています、僕らしくないですね」

僕はそう言っていつになく表情筋を緩めさせた。

「いえいえ…私も凄く緊張してます、それに、なんだか大切にされてるんだなって思ったら嬉しくて…へへ、失礼ですよね」

は照れくさそうに笑う。
きっと僕はいま同じ顔をしているに違いない。

「貴女が嬉しいのであれば失礼だなんて思いませんよ」

間違った方法ではあるけれど、貴女を手に入れることが出来た。
この事実は変わらない。
繋いだ手は二度と離さない。

「ずっと愛しています」

その後、僕達は交じりながら溶けていった。
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