第7章 誰のせい?② ジェイド・リーチ
「っ…ふ、んん…」
ラブホテルに入り、部屋に着くなり、私はジェイド先輩に唇を奪われた。
求める性急なキスに腰が蕩けてしまいそうだ。
手探りで部屋のスイッチをつけて、横抱きにされたままキスをして、ベッドの上に下ろされる。
ギシ、とベッドが軋む音はこれから始まることへの合図であり、私が裏切り者になる合図だ。
「あの…ジェイド先輩」
「はい、なんです?」
ジェイド先輩は私の服を1枚1枚丁寧に脱がしていく。
どんどん自分の裸体が晒されていくことに微かな高揚感が高まっていく。
「あの時…私のことを好きだと言っていたのは本当なんですか?」
ジェイド先輩は私を下着のみの姿にすると、自分も上着を脱いで、服を脱ぎ、引き締まった上半身を晒した。
そして、私に覆い被さると、うなじにキスを落とす。
「えぇ、本当ですよ。私が貴女の教育係になったときからずっと…貴女のことが好きでしたから」
うなじをキツく吸い上げられ、こそばゆさが伝わる。
「私…ジェイド先輩と付き合います。明日の夜、彼に…別れを告げてみようと思います」