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 醒めない夢を 【短編集】【R18あり】

第6章 誰のせい? ジェイド・リーチ


私はジェイド先輩と別れて会議室1に向かう。
ケータイを起動させると、画面に彼氏からLINEが来ていた。

『今日の夜、一緒に帰って食べに行かないか?』

彼氏とは付き合って5ヶ月目。
彼は優しいし、顔もジェイド先輩ほどでは無いが、そこそこにイケメンだ。
そんな彼と付き合えて幸せだと思う。

『りょーかい!いつものとこで待ってるね』

LINEを送り返して、横を見ると、会議室1と書かれているプレートを見つけた。
ドアノブをひねると、カギかかっている感触はなく、どうやら開いているようだった。

「もしもし、ジェイド先輩?鍵開いてたので取りに行かなくて大丈夫です」

私はジェイド先輩に電話をかけて、そう伝える。

「分かりました、そちらに向かいますね」

ジェイド先輩との電話を切り、ドアノブを捻ってゆっくりと開ける。
すると、私の目に信じられない光景が飛び込んできた。
雨雲が太陽を隠して薄暗い会議室で、男女が絡み合っている。
しかも男の顔は私がよく知る彼だった。
黒髪のボブの女がちらりと私の方を見る。

ーえ…?うそ…
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