第12章 発情メイドと欲張り王子 レオナ・キングスカラー
「…お前、発情期か?」
草原のような緑色の瞳が私を見つめる。
私は唾を飲み込んで、こくこくと縦に首を振った。
「ふぅん…?今日は楽しめそうだな」
チュッ、とリップ音が耳に響き、私は耳たぶにキスをされたのだと理解した。
頭は甘い気だるさでぼんやりとしてきて心地よい。
レオナ様はベッドから起き上がると、私の腕を掴んで引き寄せ、上に座らせた。
そして大きく足を両側に開かれると、ゴリッと硬い何かが疼く蜜壷を擦る。
「お前のフェロモンにあてられて勃っちまったなぁ?どうしてくれんだ?」
レオナ様が腰を軽く突き上げるたびに硬い男根が割れ目を下着越しになぞり、蕾をひっかく。
私はビクビクと大きめに体を震わせた。
「私の、で…処理させて、んっ♡くださ…い、んあっ!♡」
ぬるりとレオナ様のが下着の間から侵入してくるとはっきりと熱が伝わってきて体の奥が疼く。
「あぁ、いいぜ、してくれよ」
レオナ様は後ろに再び寝転がり、頭の下に手を置いてまるで二度寝をするかのような体勢をとった。
私はその上に跨るようにして男根の先っぽをあてがう。
「んんっ、く、ふ、〜〜〜〜っ♡」
上半身を仰け反らせてレオナ様のを感じていると、ドアが軽快にノックされた。
「レオナ!兄さんとの約束が過ぎてるじゃないか!早く朝ごはんに行こう!」
ドア越しにファレナ様の声が聞こえる。
レオナ様はバツの悪そうな顔をしてため息をつくと、起き上がった。
「先に行けよ、兄貴」
「ん、くぅっ?!♡ふ、あふ、あ、…♡」
レオナ様が私の腰を掴むと一気に深くまで突き上げてきた。
その瞬間、頭に電流が走り、指先がピンと伸びる。
「マジフトの練習に付き合えって言ったのレオナだろう?それに、父上だって待っておられるんだから早く来なさい」
「あぅ♡ふ、んくっ、んん!」