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 醒めない夢を 【短編集】【R18あり】

第11章 メイド服を脱がせて レオナ・キングスカラー


「あらあら、こんな所でどうされましたの?」

オレンジ色のモスリンたっぷりのドレス。
敏感になった鼻にはキツいくらいの香水の匂いが鼻に刺さる。

「…お前だな、をどうした」

ドレスから香水に隠れて微かにあこの匂いがする。
俺は怒りでマジカルペンを握りしめた。

「?あぁ、あの穢らわしいメイドのことですわね」

「に何した」

アンジェリーナは扇子で口元を隠してうふふ、と目を細めて笑う。

「彼女には消えてもらいますの。貴女はというあの女が好きなんでしょう?」

あの女。

「は穢らわしい女なんかじゃねぇ」

俺はアンジェリーナを目線で殺すくらいに睨み付け、マジカルペンを振る。
マジカルペンから放たれた魔法はアンジェリーナが放った魔法で方向が逸れて絨毯を傷付ける。

「何をおっしゃられているのやら。彼女は性処理メイドなのでしょう?穢らわしいではありませんか」

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