第31章 arousal
「望むところだ」
そのまま入り口を卑猥に こねまわしながら、色々混ざった液体がしたたりヒクつく蜜壷に再び陰茎を埋める。
「はぁっ…! ……ぁっ、」
まだ萎(しぼ)んでしまっている自身をゆるゆると割れ目に無理やり出し入れしていると、そのうち固さと大きさを取り戻していく。それに合わせてため息が嬌声へと変化した。
「あぁッ! もっと…、こすっ、て…、奥までッ…!!」
「ハァッ…、ハァッ…、ぁあ…、…ッ!」
泡立つ液体を押し退ける肉棒が、機械のような単調な動作を続ける。
もう何度目だろうか。
理性の波なんて無いようなもので、こうしていつの間にか また狂ったように激しいセックスが始まる。
こうなってしまえば
『恥ずかしい』とか
『間違っている』とか
『制御しよう』とか
そんな考えや判断力は微塵もなくなる
ただ
どうしようもなく
“欲しい”だけ
すべてが終わってから
能力で取り除けばいい
だから ────
今は
溺れよう
堕ちよう
一緒に
口一の中にのみ、ほんの少し残っていた理性的な思考も、自らのその意思で完全に停止させた。
*
「あっ…、あぁッ、ぅ…、んんッ」
「ハァ、ハッ、…アルコ…!」
こもった喘ぎをささやくのは、モネの部屋にある盗聴用の電伝虫。
モネは憎しみをたたえた苦い顔で電伝虫の殻を叩き割った。