第27章 価値観
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「上に乗れ」
その言葉にユナは ゆっくりと目を開けた。
身体がふわふわする
全身がぽかぽかする
先ほどまでの苦しくて激しい焦燥や じれったい気持ちは去り、ユナの身体は心地よく弛緩していた。
ユナは まどろみの中で、瞳孔を見開いた。
そこには、同じ色に輝く2つの魂
ぶつけあっては、寄り添って
噛みあっては、舐めあって
片方には 白い模様が
もう片方には 黒い模様が
その模様が刻まれた2つの魂は
まるで補い合うパズルのように
鋳型のようにぴったり はまって
絡み合いながら1つになって
溶け合った
「きれい……」
ユナはその2つの魂を、ずっと視ていた。
そのうち涙で滲み、意識を失うまで ────