• テキストサイズ

RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第6章 海底から見る光



ガラガラガラッ


廊下へと続くのであろう、スライド式の扉。

ノックもなく開かれ、アルコはすべての弦を素早く抑え、音を止めた。


帽子はかぶっていないが、あの男だ。

男は迷いなく2つのベッドの間まで歩みより、壁に取り付けられているホーンのような金属製のものに、閉じ合わせた貝殻のようなフタをした。
ホーンに繋がった金属管は壁を伝い、天井の角に吸い込まれていた。




「寝すぎだろ。大丈夫か」

男が発したのは、予想外の優しい言葉。

「え、ええ。大丈夫………です」

そんなに長い間…ひょっとして何日か眠っていたのだろうか。気だるさはなく、むしろ頭と身体はスッキリとしている。

入り口のスライド扉から、2人の男とクマがトーテムポールのように顔を覗かせているのに気付き、慌ててシーツを引き寄せて、両腕を隠した。

「あいつらは『大丈夫』だ。3人には『事情』は話してある。

お前、名は」


「…………アルコ」



「アルコっていうのか~。  ずーーーっと寝てるから、心配したよ!」

クマが言ったと同時に、2人と1匹はどやどやと部屋に入ってきて、笑顔でよろしくとか自分の名前とかを口々に言い始める。

ベポ

シャチ

ペンギン


「あなた、は?」
男に向かってそう問いかけた時、賑やかさがピタリと止まった。



「キャプテンを、知らないの?」


「キャプテン……ちゃんと話、したんじゃないんスか」


「どうでもいいだろ」


ベポがバタバタと船長室から何かを取って来てアルコに渡す。手配書だ。



/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp