第5章 in the dark
「っ!!!!!」
──── 眠っていた
暗闇から目を覚まし、暗闇に戻る。
潜水艦の低い天井。
ここは完全な暗闇ではない。
いつの間にか部屋の明かりが消されていたが、開け放された船長室への扉から光が差し込んでいる。
今も腕に残る、最後にゾロが触れた感覚。
再び、同じ感覚が、つつー……と走る。
「?!!!!」
現実だ。
男がアルコの手首をつかみ、腕を指でなぞっていた。
「悪夢か……。いや、淫夢か」
暗闇の中で、男が妖艶に笑う。
驚き と先ほどまで浸っていた甘い興奮に、息が止まりそうになり、ドクドクと心臓が音を立てて耳にうるさい。
「はぁっ……はぁっ…………はぁっ……!」
涙目になり、上気した顔を向ける。
「痛み止めだ。挿すぞ」
「あっ! ああっ、はあぁぁぁ……っ!!」
陰部には一切触れていない。
挿入はおろか、触れることも押し付けることもしてないのにもかかわらず
白いアザの上に打たれた
注射の冷たい刺激だけで
アルコの身体は快感に震え、
大きく痙攣し、達した ────