第22章 Riot Grrrls
「ぷっ……
ふっふっふっ……、はははははっ」
二人が去った後、たしぎはひとり 声をあげて笑った。
───── 変な人
面白い人
こんな気持ち、久しぶり
伸び悩んでいた
限界を感じていた
たしぎはその理由を『“女”だから』として逃げていたことに気づく。
この海で
この世界で
強さは、きっと腕力だけではない
私には私にしかできないことが、きっとある
たしぎは不思議と爽やかで前向きな気持ちになった。
この出来事を
この気持ちを
この決意を
聞いてもらいたいのは
共有したいのは
助言をもらいたいのは
(ヒナさん、今夜空いてるかな)
*
しかし この後、たしぎは二度目の衝撃を受けることになる。
ヒナに誘いを断られたのだ。その理由がなんと
「デートがあるから」
その理由に天変地異ほどの衝撃を受けたまま、今夜はひとりで自分の心と向き合う時間をじっくり取ろうと決意するのだった。