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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第21章 in the silence





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朝日が差し込む室内



朝食を運びに来たホテルボーイの少年は、いつもと違い過ぎる部屋の様子に思わず「うぇっ?!」っと声をあげた。

その声に反応したベッドの上の男は、タトゥーの入った上半身をさらしたまま、人差し指を口にあてて静寂を強いた。その色っぽい仕草に 少年は、自分も男であることを一瞬忘れるほどに 赤面し、目を泳がせた。




ホテルに長期滞在をしている男女。男は有名な海賊らしいが、少年はあまり新聞を読まないので、よく知らなかった。
ため息が出るほどクールな二人は、フロントから観察する限り 行動をともにしていることのほうが珍しく、朝食を届ける時も二人の間に艶(つや)っぽい雰囲気は感じられなかった。

少年の認識は“どうやらこの二人は恋人同士という訳ではない”というものだった。


仕事上のパートナーか

もしくは血の繋がりでもあるのか


少年が出勤の時は、毎朝同じ時間に、朝食を2つ届ける。

ご飯とパンの、別々の朝食を1つずつ。
ご飯の方は、梅干し抜き。
パンの方は、フルーツを追加。



1週間経った頃、ノックだけして勝手に入って置いていってくれ、と言われた。

だいたいいつもきちんと身なりを整えた女に「ありがとう」と丁寧に礼を言われる。

だいたい男の方は何も言わない。ただ、ベッドの上にいたとしても、男はいつも なにかしら服を羽織っていた。





ローは寝ているアルコの素肌の肩にシーツをかけてから、慌てた様子で朝食をテーブルに配膳する少年に向かって、アルコの代わりに短く礼を言った。



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