第21章 in the silence
その言葉に、口一は肩にそえていた手で頭をわしづかみにして、深いキスを始めた。これ以上は密着することはできないんじゃないかと思う程、奥まで舌を差し入れ、押し当てるように角度を変えて何度も何度も貪り続けた。
静かな部屋に 舌をからめる音と、時折大きく息を吸い込む音が響く。
口づけながらベッドまで押し進んだ二人。
口一が着ていたシャツは床に落ち、アルコのドレスの薄布についた装飾は、同調して揺れた。
唇を名残惜し気に離して、くるりと背を向ける。口一はドレスの腰に手を触れてから、固いジッパーをビッと一気に下げた。
シュルリと衣擦れの音とともに、いきなりレースのショーツだけの後ろ姿が現れた。ドレスにショーツのラインが出ないようにするための、食い込んだ紐のような下着。尻の盛り上がりに沿って 割れ目に吸い込まれるように、滑らかな肌に薄いレースが張りついている。
明かりを点けていない、色彩のない室内。
大きな窓の外からのほのかな光を受けて、アルコの身体が白く浮き上がった。
その姿をみて、ズボンの中ですでに固く立ち上がっていた陰茎が、もう一段階持ち上がる窮屈な痛みを 口一は感じていた。
アルコがうっすらとした微笑のまま振り返ると、自由になった胸が跳ねる。身体を寄せて口一の首筋に唇を寄せながら、ズボンのベルトに手をかけてひねった。