第4章 乗船【シャボンディ諸島】
「海賊が天竜人を手にかけたァ~~!!!」
「『海軍本部』から軍艦が来るぞ!!!」
会場の衛兵を相手にした、“麦わらの一味”の大乱闘が始まった。
守りたいものが あったんだろう
譲れないものが あったんだろう
天竜人に手を挙げるほどの『強い信念』が
乱闘の中、標的にされた人魚を助けるため現れたのは“冥王”シルバーズ・レイリー。
彼の覇気によって、人魚につけられた“奴隷の首輪”も外される。
アルコは、ストールの下の首輪を触る。
自分につけられているものとは、少し違うような ───
「海軍なら もう来てるぞ 麦わら屋」
男が通路を通り過ぎるルフィに話しかけた。
「何だお前……なんだそのクマ? あれ?
……お前?! アルコじゃねーか!!」
「元気そうね」
アルコが今までの無表情を解き、笑顔を見せたことに、男の仲間たちが驚いて顔を見合わせた。
「こんなところでまた会えるとはなー! そっかー、こいつらアルコの仲間か?」
“アルコ”という名前が聞こえたのだろう。サンジやナミが離れたところで大きく手を振り飛び跳ねているのが見える。
この様子だと、オークションで買われたところは、見られていないようだ。
ストールで首輪は隠されている。
ならば
──── どうか自由に
「ええ、『今は』。彼らと」
「そっか。まぁ話はここを抜けてからだ!」
会場の出口に向かって走り去るルフィとそれに続く仲間たち。
頼もしげな『仲間』も増えている。
──── 『信念』ある冒険
立ち止まらないで