第20章 宝物
シャボンディ諸島
13番GR(グローブ)
シャッキー's ぼったくりバー
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「確かに………“あの事件”の後、この島は宝石の取引が盛んになったね」
シャッキーは細いタバコをくわえたまま、記憶を探っていた。
“あの事件”とは、ルフィが天竜人を殴り飛ばした事件のことだ。あの時、多くのルーキー達がこの島に集まり、最終的には島内全域で海賊と海軍の衝突が起こった。しかし、海軍はもうひとつの大きなヤマ『白ひげ海賊団との全面戦争』を控えていて、シャボンディ諸島のルーキー達には十分な戦力を割くことができず、ルフィをはじめ1人のルーキーも捕らえることができなかった。
ここにいるローも、もちろんそのひとり。
潜水艦は、数日前シャボンディ諸島に到着した。
アルコの案内で訪れたこの店を、現在 情報収集の拠点にしている。
シャッキーと呼ばれている女は、良質で正確な情報を持ち、経験を交えた助言をしてくる。 そのため、ローは彼女を信用することにしたのだ。
飯も酒も旨いし、法外な情報料を除けば、この島で活動する上では最適の居場所だった。
さすが“冥王”シルバーズ・レイリーのパートナー、といったところか。
上陸し、店を訪れた8名。
ロー、アルコ、ベポ、シャチ、ペンギン、ジャンバールの6人に加え、比較的戦闘や隠密行動が得意なクルーが2人 同行している。