第19章 察知
例えば、恋人同士なら
どっちが先に連絡するか
どっちがより多くデートに誘うか
どっちがたくさん「好き」と言うか
どっちから「したい」と言い出すか
こんなことが、お互いの『想い』の度合いを はかるのに使われるだろう。
いつも自分ばかり、というのは気分のいいものではない。
相手の『想い』を引き出したいがために、時に意地を張り合って、そこからこじれたり、ケンカになったりすることは、どんな時代もどんな世界でも共通のことだろう。
しかし
海賊という大家族のような共同生活の中で、未だに『好き』と言い合わない二人の場合は、
どっちがどっちの部屋に来るか
意地を張るのは、この一点のみ。
これさえクリアすれば、二人の場合セックスは始まっていた。
セックスさえしてしまえばとりあえず、『好き』という気持ちや『想い』の大きさはうやむやでも、受け入れられたということでお互いの気持ちは満たされる。
低いような、高いような
普通の恋人同士には到底 理解しがたい
特別な、二人のハードル