第17章 合流
「まぁ…、しょうがねェ。やり直してェけど、早くくっつくことの方が重要だ」
そう言いながら下着の後ろのホックを外す。
かろうじて無傷の乳房の感触を確かめるようにむにむにと胸を揉まれ、顔を寄せてくる。
「なにそれ。なにしてんの」
「おれの」
「………………」
「………」
………『おれの』…………何よ。
やだ、
もう。
かわいー………
相変わらず口一は、欲しい言葉はくれない。それでも身体だけでも求めてくれてる。
結局、また こうして流されるんだ
あぁ、でも久しぶりだし
ずっと会いたかったし
いっぱい、したい
口一の頭を抱きしめたアルコ。口一の硬い髪を懐かしそうに触る。
久しぶりの触れあいに、アルコは胸だけでなく首や耳のあたりまでドキドキと鼓動し、息苦しいほどの高ぶりを感じていた。
「鼓動が………速いな」
「苦しい。心臓が」
「………………診てやろうか」
「…っっ!!?」
そう言って慣れた手つきで心臓を抜き取る。
奇妙な感覚に襲われて胸をみると、ぽっかりと四角く開いた穴。
ドクン、ドクンとした鼓動とは別に、ブルブルと振動しているようにみえる心臓に直面し、見てはいけない・見せてはいけない体内を犯されているような恥辱を感じた。性器の奥のようなドぎつい緋色の心臓に、口一は唇を寄せた。
「あぁっ………!!」
こんなことで、感じてしまうなんて。ついに変態プレイに片足突っ込んだかも。
1回目のセックスは、いつもよりキスが多い気がした。
フォローのつもりか
ばかやろー
好きだ
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