第1章 “麦わら”との冒険
東の海(イーストブルー)
海上レストランバラティエ
*
ズババァンッッ!!!?
「何が起きたァ!!!!」
「首領(ドン)・クリーク!!!
本船は…!!!
斬られました!!!」
「斬られた?斬られただと!!?
この巨大ガレオン船をか!!?
そんな……
バカな話があるかァ!!!!」
ガレオン船の残骸や瓦礫が大きく海を揺らす中、その小舟は違和感がある程 静かに進む。
ゴォォォォォ
「あ…あの男は……!!!」
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世界最強の剣士
“鷹の目のミホーク”
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足を組み、うつむき気味にたたずむ剣士からは、気迫だけでなくどこか気品が感じられる。
そして、傍らには1mは優に越える大きな竪琴のような楽器を持ったワンレングスの黒髪女性。
驚き、慌て、怯える海賊たちの最中、「こうなって当然」とでも言いたげな、落ち着いた冷たい眼差しで少し遠くを見つめている。
「……断面を見ろ。剣筋が汚い」
剣士は瞳すらまったく動かさず、前を見据えたまま、彼女に言い放った。
彼女は、2つの斬撃によって三等分になった 巨大ガレオン船を振り返る。
船尾側は、張り詰めた糸で豆腐を斬ったようなスパッとした切り口。
それに対して船首側の断面からは、ささくれた板材が覗いている。バキバキと無理やり押し切られたのだ。
「でも、切れたわ」
「“切れ”てはいるが“斬れ”てはいない」
一瞬では理解できない、剣士の物言いに、彼女はムウッと押し黙る。
「……未熟」
「………ハイ」
彼女は、師である剣士の言葉を素直に受け止めた。
「畜生ォ てめェら!!
何の恨みがあっておれ達を狙うんだ!!!」
「…………」
「ヒマつぶし」
「!!」
「フザけんなァーーー!!!」
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その後、現れた“海賊狩り”ロロノア・ゾロは、剣士に勝負を挑む。
剣士は、圧倒的な力の差をみせつけ、“海賊狩り”は敗北する。
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