第13章 表と裏
「ごめんね。
……突然泣いたのは…、ちょっとビックリしちゃって。変なタイミングで『呪い』が発動したかも。
あんまり刺激が強すぎるのは…、自分がどうにかなりそうで、怖かった…のかな」
「……悪かったよ」
「謝らないで。
…ローとセックスするのが嫌なんじゃない。
むしろ…、いい リハビリ?」
せめて身体は受け入れて欲しくて
セックスなんてたいしたことじゃない
というような、悪女の顔をする
「おれは『医者』だからな。
完治するまで面倒みてやるよ」
ただ、治療が終わったら ───
いずれ『呪縛』もなくなり、コイツは『自由』
水着も着れて、男の誘いも受けられて ───
コイツを自分の元に縛っておくにはどうすればいいのか。
アルコのいう『自由主義』とは まったく正反対の気持ちが首をもたげ、策に思いを巡らせる。
「また、悪い顔してる」