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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第2章 前奏


シャボンディ諸島
13番GR(グローブ)
シャッキー's ぼったくりバー





アルコは、バーカウンターのテーブルに片方のほっぺたをつけて新聞をめくっていた。
元ドラム王国で購入した焦げ茶色の革製のロンググローブを はめたまま。
新聞をめくっていない方の腕は、カウンターの向こう側までだらりと伸ばしている。

島の喧騒は、この店までは聞こえてこない。

午前中ということもあって、店には客は誰もいない。そもそも、どの時間帯であってもこの店がにぎわうことは、ほとんどない。

「あ」

バシィッ!

アルコが探していた記事を見つけたと同時に、頭に鈍い痛みが走る。
店主であるシャッキーが彼女の頭を叩いたのだ。

「だらしないよ」

「いっ痛い、強い 強い!」

「手配書も見る?」

強烈な一撃への抗議はスルーされ、新聞の横に手配書の束が置かれる。

アルコは手配書には目を向けず、先ほど見つけた記事をもう一度読み直す。

「ねぇ シャッキー、南の海(サウスブルー)の ヒュッジ島?ってとこに知り合いいる? できれば酒場、飲食店」

シャッキーは思い出すような仕草もせず、カウンターを背に1本のボトルを迷いなく選び、アルコの目の前にドンと置いた。

「いない。

でもサウスといえばコレだね。だいたいの酒場には卸してるハズだよ」

「!」

その手があったか!
アルコはボトルのラベルを裏返す。
そこには製造・販売をしている会社名。発音の仕方はよくわからないが電伝虫番号は数字で書いてある。

「ありがとう」

いつのまにかそばに置かれていた電伝虫。
アルコは、ラベルの番号にかけ、目的の島にある一番大きな酒場の連絡先を教えてもらう。島の名前はユッテ島と発音するらしい。


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