• テキストサイズ

今宵、貴方と求め合う【短編集】

第5章 ※赤羽業【暗殺教室】


結果、烏間先生が残っていた人たちを捕まえて終わり、私達はそれぞれ帰宅することになった。



?「彩夏〜」


山を降りる道を歩いていると、不意に肩にポンっと手が置かれた。


「すみませんっでしたぁっ!!」


驚きから、私は謎に謝罪して相手の顔を見る。


と、そこには笑いを堪えている赤羽くんがいた。


赤「っくく…やば、彩夏っ…すみませんでしたっ…ぶはっ」


…最後の方もう爆笑してるよね。



私はそんな赤羽くんを恨めしく思いながら歩き出す。


赤「あーおもしろ…ってごめんごめん!一緒に帰ろ?…ぷっ」

「いいけど…笑うのやめて」



未だに笑っている赤羽くんを睨んだ。

彼はやっと収まったのか、いつもの笑顔を浮かべて隣に並ぶ。


赤「彩夏さぁ、いつになったら俺の事名前で呼んでくれんの?カレカノなんでしょ?俺ら」


そう。私と赤羽くんは付き合ってる。
だが、恥ずかしくてなかなか名前呼びが出来ない。


「まだ慣れないの。…男の人と付き合った事ないし…」



そう言うと赤羽くんはニコッと笑い、「じゃあ慣れてからでいいよ」
と言ってくれた。



しばらく何も喋らず歩いていたが、赤羽くんが唐突に口を開く。


赤「今日さぁ、俺ん家誰もいないんだよね。
せっかくだし彩夏、来ない?」


私はちょっと迷ったが、赤羽くんとの仲を進展させられるかも…と思い、お邪魔することにした。
/ 57ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp