第5章 ※赤羽業【暗殺教室】
結果、烏間先生が残っていた人たちを捕まえて終わり、私達はそれぞれ帰宅することになった。
?「彩夏〜」
山を降りる道を歩いていると、不意に肩にポンっと手が置かれた。
「すみませんっでしたぁっ!!」
驚きから、私は謎に謝罪して相手の顔を見る。
と、そこには笑いを堪えている赤羽くんがいた。
赤「っくく…やば、彩夏っ…すみませんでしたっ…ぶはっ」
…最後の方もう爆笑してるよね。
私はそんな赤羽くんを恨めしく思いながら歩き出す。
赤「あーおもしろ…ってごめんごめん!一緒に帰ろ?…ぷっ」
「いいけど…笑うのやめて」
未だに笑っている赤羽くんを睨んだ。
彼はやっと収まったのか、いつもの笑顔を浮かべて隣に並ぶ。
赤「彩夏さぁ、いつになったら俺の事名前で呼んでくれんの?カレカノなんでしょ?俺ら」
そう。私と赤羽くんは付き合ってる。
だが、恥ずかしくてなかなか名前呼びが出来ない。
「まだ慣れないの。…男の人と付き合った事ないし…」
そう言うと赤羽くんはニコッと笑い、「じゃあ慣れてからでいいよ」
と言ってくれた。
しばらく何も喋らず歩いていたが、赤羽くんが唐突に口を開く。
赤「今日さぁ、俺ん家誰もいないんだよね。
せっかくだし彩夏、来ない?」
私はちょっと迷ったが、赤羽くんとの仲を進展させられるかも…と思い、お邪魔することにした。