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今宵、貴方と求め合う【短編集】

第2章 竈門炭治郎【鬼滅の刃】


ゆっくりと唇を離し、真っ赤な顔でお互いを見つめる。


炭「う、宇髄さんから聞いたんだが、その、舌を入れる口吸いもあるらしいんだ…彩夏さえ良ければ、やってもいいだろうか…」


私が首を縦に振ると、炭治郎は再び私の唇に口付ける。


少しすると、炭治郎の厚い舌が口の中に入り込んできた。



「んん…ふあ…」

クチュクチュ…という音が鳴り響く。


息が続かなくなって炭治郎に目で訴えかけると、炭治郎はすぐに離してくれた。


ツーっと銀色の糸が垂れる。


炭「これ以上の事も、いつかできたらいいな」


「そうだね…炭治郎、」


ん?と炭治郎がこちらを向く。


「炭治郎、大好きだよ」


ニコッと笑いながら言うと、炭治郎は顔を赤く染めてこう言った。




「俺も大好き、いや愛してる…彩夏…」
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