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Second reincarnation【ツイステ】

第9章 怒号炸裂




「なんですか今の返答は…珍しくこの僕に隠し事ですか?」

「まさか。たまたま今日は部屋に置いたままってだけ」

「そうですか…身なりをきちんと整えるためにもあれは重要な代物です。次はちゃんと身に付けておいてください。まぁ貴方はラウンジでは厨房担当ですからあまり強制はしませんが」

「はーい。以後気をつけます寮長さん」



良かった…深く追及されなくて…

アズールもジェイド同様利己的で結構聡いからな…これだから頭のいい奴は敵に回したくないんだ

動物的直感という意味ではフロイドも敵に回したくないけど…


こんな調子で秘密は守り切れるのか…?と心の中でぼやいた



「さて、明日はこのリストの方とお話をするのでラウンジは臨時休業とします。ジェイド、シロ…お二人の力を借りる事になるかもしれないので二人は明日、絶対談話室に来るように」

「分かりました」

「怖い怖い…その代わり賄い弾んでもらうからな」

「その程度でよろしければいくらでも弾みますよ」



そう言ってニッコリ微笑むアズールの顔に、うわぁ…と心の中で声が漏れる

何も知らない人からすれば爽やかな好青年の微笑みなんだろうけど、すっかり裏を知ってしまった今ではもうそんな気持ちでその笑顔を見れないな…


話も済んだところで、今日はもうラウンジも終わったし…

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